初心者向けこわくないWordPress日本語フォーラムの使い方のコツ

フォーラムこわくないよ!

2015年になってしまいました。あけましておめでとうございます。
正月明け早々、明日は人生初の人間ドックです。会社員時代はそういう福利厚生一切無かったので、大学生の時の健康診断以来です。さてさてどうなることやら。

さて新年1つ目の記事は、WordPress日本語フォーラムについてです。
年末、現実逃避で久しぶりにフォーラム巡回をしたのですが、かなりの質問の数におののきつつ、できる限りで回答をしました。
フォーラムでは「ああ、もっとこういう情報があれば答えやすいのに」と感じる質問も多いのですが、一方で「何をどうやって質問したら良いのか分からないけれど、誰にも聞けなくてフォーラムに一筋の光を求めてきました」という悲痛なSOSも感じ取れます。

以前も『感謝と恩返しとWordPress日本語フォーラムと私 -WordCamp Kansai 2014リレーブログ-』の記事でもWordPress日本語フォーラムについて書きましたが、勉強会とかに行くと「フォーラムこわい」という声はやはり多いです。
質問者と回答者が双方気持ちよく使えるように、こわくないフォーラム活用について、常々思っていることをまとめてみたいと思います。

※WordPress日本語フォーラムに特化した形で書いていますが、おおよそは他のコミュニティやQ&Aサイトでも共通だと思います。

フォーラムで望むような回答が得られない要因としては

  1. 単に情報が少なくてわからない(日本語的に意味が伝わっていない場合を含む)
  2. 質問者さんの聞き方や、過去の質問時の対応がアレで回答を遠慮した
  3. 状況が特殊すぎて本当にわからない

だいたいこの3つに集約されます。

2と3は置いといて、初心者さんがフォーラムでうまく回答を得られないケースの9割(私調べ)を占める(1)のケースを減らすべく、WordPress日本語フォーラムを上手に活用するためのコツを書いてみたいと思います。

1. 初めて質問するときのアドバイス

1-1. 「初心者です」と書かずに、別の言葉で自己紹介する

これは決して、初心者お断りって意味ではありません。単に、「初心者」という単語から回答者が得られる情報はほとんどないから、ということです。

フォーラムで質問をする場合、まずは自分のことを伝えましょう。
ここで「初心者です。」と言われると困ってしまうのは、「初心者」の定義は人によってバラバラだからです。

病院に行って診察を受けるとき、「私は病人です。」と自分では言いませんよね?
病人かどうかを決めるのは、あなたではなく、お医者さんですよね。
それと同じで、初心者かどうかを決めるのはあなた自身ではありません。

熱っぽいと言っても、ちょっとした風邪かもしれませんし、大病の兆しかもしれません。
WordPress初心者といっても、HTML初心者ではないかもしれませんし、もしかしたらPC自体の初心者かもしれません。
問診・診察をしないと、単語だけでは病人かどうか、初心者かどうか判断できません。

病院でも、初診の時には既往症とかアレルギーとか聞かれますよね。フォーラムでも一緒です。
まずは自分とWordPress、もしくはWeb制作についての関わりについて伝えておくと良いと思います。

例えば…

自分の置かれている立場

  • クライアントのサイトを作っているWeb制作者(デザイナー、ディレクター、コーダー)です
  • 自社でサイトの運用をしている企業のWeb担当者です
  • 自分で勉強しながら趣味でブログを作っています
  • 複数のWordPressサイトを自作し運営しています
  • 業者に任せてサイトを作ってもらいましたが、その会社と連絡が取れず困っています

Webのスキルレベル

  • Web制作の知識はありません
  • HTMLやCSSがちょっとだけ分かります
  • 簡単なHTMLのページは作れますが、PHPは書けません
  • プログラムを自分で作ることはできませんが、ifとかechoとかくらいなら書けます

などでしょうか。
あくまで例なので、工夫して自分のことを書いてみてください。

ここが抜け落ちていると、運が悪いとこわいひとがでてくるか、本当は全然こわくないけど相手のことがわからないのでとりあえず簡単にお返事しておこうか、ということになりやすいです。
スキルレベルが分かると、回答側も説明の順序立てができるので、自然とわかりやすい回答ができるようになるので助かります。

なお、「初心者です」と書きそうになった場合は、代わりに「はじめて質問します」と書くと私が個人的に張り切ります。(前も書いたなコレ)

1-2. 主語、述語、目的語を省略しない

よくある書き込みとして、ちょっとデフォルメしてますがこういうのが結構あります。

ネット上で見つけた情報を参考にいろいろ試してみたのですが、うまくいきません。

これが「情報が少なくて回答が難しい質問」の典型です。
「どう質問したらいいのか分からない」という気持ちはすごくよくわかるので、まずは以下のことを意識してみると良いと思います。

  • 参考にした情報のURLを逐一保存しておき、質問の時に貼りましょう。
  • いろいろ試した内容は、その都度メモや履歴をとっておき、質問の時は順を追ってまとめてみましょう。
  • どううまくいかないのかをまとめてみましょう。エラーメッセージが出ているのか、真っ白なのか、動作が遅いのか、動いているけれど自分の思ったのと違うのか…

これらをまとめることは、フォーラムで質問するために必要というよりは、WordPressをはじめWeb系のツールやコードを触るなら常日頃から意識しておいたほうがよい内容です。
慣れないことをやる時ほど「エイヤッ」と勢いでやるのではなく、自分が何を作業したのかという手順を記録しておくことは大切です。

また、質問の時は、テンプレ的に以下の情報を貼ってもらえると回答しやすいです。

  1. WordPressのバージョン
  2. 運用中のサーバ(レンタルサーバの場合は会社、プラン名)
  3. 使用中のテーマ、バージョン
  4. テーマをTwenty Fifteenに変えても発生するか
  5. 使用中のプラグイン、バージョン
  6. すべてのプラグインを止めても発生するか
  7. 順番にプラグインを1つずつ有効化していったとき、どのプラグインを有効化したときにエラーが出るか
  8. エラーメッセージが出ている場合は内容を正確にコピー

2. ここ最近のフォーラムの傾向(※個人の感想)

2-1. テーマ自体の仕様もしくは問題によるものが結構ある

質問内容はかなり多岐にわたっており、質問傾向をまとめることは難しいのですが、不具合関連の質問で、使用テーマに問題があると推測されるケースが増えている印象です。
しかし残念ながら、公式テーマやプラグイン以外に関する質問は、回答が得られる可能性は低いです。

理由のひとつは、フォーラムの方針としてWordPress公式ディレクトリの登録テーマやプラグインに関する質問を受け付けることになっているためです。

しかしフォーラムは本当に困って行き場のない人の駆け込み寺のような存在ですし、方針といっても別に法律や掟ではないので、公式テーマでなくとも個人的には直接的な回答ではないにしろ、可能ならなるべく何かしらのヒントを紹介するようにしています。(※1)

とはいえども、有料販売されているテーマやプラグインに関する質問は、同じものを購入して調査しないとわかりません。
ですのでボランティアでは対応できず、どうしてもテンプレ的に

「開発元や販売元へお問い合わせください。」

という回答をせざるを得ません。この点は、どうかどうかご理解ください。(※2)(※3)

2-2. 純粋に質問数が多く、回答が追いつかない

もうひとつ感じるのは、最近は質問の数がほんとに多いなぁということです。
トピックを「返信はありません。」または「Not Resolved」で絞り込んでもものすごい数で、とりあえず解決できないまでも何か答えてあげたいと思うのですが、通常業務の合間や、プライベートの合いた時間で答えられる数には限界があり、なかなか追い付きません。
ですので、回答がつかなかったり、2度目以降のレスが遅くても怒ったりしないでください。ほんとに、おっつかないんです。

時間がなくて回答が雑になっちゃうのも申し訳ないのですが、ホントにキッチリ検証して回答しようとすると軽く1時間とか2時間とかかかってしまうので、それもよくないなぁと思うジレンマです。

3. ところで、WordPress日本語フォーラムの解決率はどのくらい?

過去4年間で私が回答したすべてのトピックに対して統計をとりたかったのですが、あまりにも大変なので最近120件くらいの履歴をざっと確認したところ、おおよそ[解決済み]ステータスに変わっているのは6割弱くらいでした。
とはいえ解決したけれどステータスが変更されていないものもありますので、実質はもう少し多いかもしれません。

一方で、回答したけれど質問者さんからのその後の音沙汰が無い場合もあります。だいたい2割くらいが、質問→回答の2件で終わっている感じです。
※後日もう少し正確にカウントします

これが多いのか少ないのかは分かりません。
でも、回答がつかないのも、せっかくの回答に反応がないのもちょっとさみしいので、質問者と回答者それぞれがちょっとだけ配慮をして、活発で気持ちのよいフォーラムにしていきたいものですね。(※4)

どうぞどうぞ、WordPress日本語フォーラムをご愛顧ください。私も、今年もフォーラム世話役せいいっぱいつとめます。


※注1.
これは回答者のみなさんにも考えてほしいことで、「これはこのフォーラムで取り上げるべきものではない」と切り捨てるのは簡単ですが、代わりにどこを見たらいいかURLを貼ってあげたり、何かしらその方のためになるような情報を提供してあげたりしてもいいんじゃないでしょうか。そういう取り組みをしていくことで、ユーザー全体の底上げにつながり、WordPressコミュニティがより魅力あるものになると思います。

※注2.
有料販売している場合は販売元が責任を負う必要があると思いますが、中にはサポートのない販売元や、有償サポートしかないケースもあるようです。
買う前にちゃんと信頼できる販売元なのかチェックしてください。また、海外のテーマを買う場合は、英語でサポートを受けることになりますのでこの点も注意してください。

海外有料テーマには、WordPress公式テーマにない機能がたくさんありますが、脆弱性が報告される例も多いのでこの点も注意が必要です。
↓例えば最近だとこういう事例とか…↓

※注3.
しかし一方で、テーマやプラグインの開発元のサポートには、テーマやプラグインとは関係ないところに原因がある問い合わせも多いそうです。
結局、本来の守備範囲を越える質問であっても、どこかでだれかが対応してあげる必要があるわけです。

※注4.
これは自戒を込めて。過去の自分の回答の中にも、その時はそんなつもりなかったのに、時間を空けて振り返ってみると「こわい印象を与えちゃったかなー。。。」と反省するトピックだっていくつもあります。
お互い人間なので些細な誤解や失敗はあると思います。おおらかにいきましょうf^_^;

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