この記事は「自慢の我が家 Advent Calendar 2018」の4日目として書いています。
8日ですけど4日目です。お察しください…
ビルトインの食器洗浄乾燥機。それは新築やキッチンまるごとリフォームのときにしかなかなか導入できない設備だと思います。
そして、導入後の評価が分かれるのも食洗機かもしれません。
数年前に新築した知人に話を聞いたところ、「食洗機は結局使っていない」という話だったのですが、別の仕事仲間に聞いてみたところ「もはや無いのはありえない」と強い口調で言われ…
シンクやコンロ等と違って、まったく使ったことがない状態から生活に割り込ませ、溶け込ませていくというのが食洗機のようで、ちょっとコツがいるみたいです。
タカラスタンダードの食洗機はシンク下
これが一応タカラスタンダードの食洗機のウリのようで、食器を洗ったらそのままの流れで食洗機の中に入れることができる、ということです。
他社の食洗機は、だいたい↓このように中央についていることが多いです。
たしかにシンク下にあったほうが便利そうだな、と思ったのですが、シンクの深さの分だけ食洗機の位置が下に落ちます。 (下記赤矢印)
使う下の身長によってはけっこう腰をかがめる必要があるかもしれません。(幸い私は背が低いので、そこまででもないのですが)
他のメーカーの場合はワークトップのすぐ下にきます。
そして、シンク下配置になることで生まれる制限がもう一つ。
タカラスタンダードでは、いわゆる深型タイプの食洗機がないのです。
他メーカーでは、一般的な深さ45cmのタイプ(上の写真のもの)の他に、深さ60cmのものがあります。
タカラで大型のものを選ぼうとすると、「幅60cm」になってしまいます。
幅60cmもあったら、開けたままシンクに立てなくない?というのと、「幅60cm」のモデルというのが結構古いもので、その当時のカタログでPanasonicの10年前の型だったので、「あ、このサイズは将来性がなさそう」と思いやめました。
本当は食器だけじゃなく、鍋とかざるとかもガンガン入れたかったのですが…。
食洗機の制限により、一瞬他メーカーのキッチンも検討しかけたのですが、先に紹介した家事らくシンク等々の使い勝手を優先し、食洗機は優先順位を下げた形となりました。
ちなみに、TOTOには、こういう全面ガバッと開くタイプの食洗機があります。
海外製では多いようですが、日本のシステムキッチンメーカーで選べるものの中では、多分珍しいと思います。
調理器具を含めてとにかくつっこみたい!とか、家族が多いご家庭には良いんじゃないかと思います。
タカラの食洗機は「三菱」「リンナイ」の2択
さて、メーカーはタカラスタンダードに決めてしまった時点で、選べる食洗機はかなり限られてきます。
本当はPanasonicがネット上のレビューも比較的良い印象で、できればパナ製にしたかったんですが、タカラで扱っているパナの食洗機は、前述の10年前モデルの幅60cmのものだけ。
そのモデルを扱うならほかのも入れられるだろー、と思いましたが、仕方ない。
三菱製とリンナイ製の違いは
- 食器の並べ方の違い
- リンナイは重曹洗いができる
ということの他によく分からなかったのですが、ネット上のレビューではリンナイの洗浄力に不満の声がけっこう見られた一方で、三菱はそこまで情報が得られず。
結局、IHを三菱製にしたので、なんとなくメーカーをあわせたというちょっと消極的な選び方になってしまいました。
うまく並べるには慣れが必要
さて、三菱製食洗機の洗浄力については、まったく問題なしといった印象です。
予洗いもほとんどしません。とろけるチーズとか、固まった卵の黄身とか、べったりこびりついたものをある程度事前に取る必要はあるものの、普通の食事では、汚れたまま入れてもだいたい落ちてます。
難しいのは食器の並べ方。
平たいお皿中心だったら、それほど苦労せずにキッチリ並べればいいんですが…
深めの鉢やどんぶりのときはちょっと困ってしまいます。
爪にうまくひっからないので、器がコテンと横を向いてしまうことがありますが、そうなるとちゃんと洗えません。。。
一応こういう手作り感あふれる並べ方の説明書きが付いてきたり、説明書にも推奨する並べ方が書いてあります。
ただ、全部が全部きれいに並べられるかというと、そうでもなく… ここはまだまだ日々試行錯誤しています。
結局は、食洗機に入れにくい食器は利用頻度が減っていきます。
食器選びも食洗機ファーストになっていくわけです。
最初に書いた、「入れたけど使ってない」人と「ない生活はありえない」人の違いは、「生活習慣に設備をあわせようとした」のか、「設備にあわせて生活習慣を変えた」のか、の違いかもしれません。
私も新居に合わせて生活習慣がちょっとずつ変わりつつあります。
いいリズムで生活できるようにこれからも工夫していきたいものです。