最近、制作系のセミナーよりこういう、サイト改善や運営ノウハウ話の聞ける勉強会への参加率が上がっております。
TalkNote、内容的にそそられてたのですが場所が静岡市ということで、交通費だけでもけっこうかかるし。。。と見送っていたら、同じ愛知組の某先輩が車をだしてくださることに。全4人+ETC割引で、結局往復1,500円で済みました。感謝!
さて、お仕事用サイトの業務日誌にも取り急ぎ記録したのだけれど、改めて感想など書いておきます。
ところで講師は、
- 角掛さん @TSUNOKAKE
- 高畑さん @teppeitakahata
のおふたり。それぞれ違った切り口ながらも、大事な点は共通することでした。
(前回参加の別のセミナーでも、実は似たようなフレーズが出てきた)
「見える化」からはじまる
ただ漠然とサイト運営していてもだめで、「現状」「目標」「解決策」を可能な限り目に見える形に表していくことが大事だなと思わされます。
そのための手段として
- アクセス解析
- (サイトオーナーさんへの)ヒアリング
この2つが大事になってくるのだな、ということ。
アクセス解析はもちろんだけど、ヒアリングは質的なアクセス解析とでも言いましょうか、
数字だけではわからないこと(施策の結果、客層が変わったりしたか、売れた商品に変化はあったか、お客さんからどんな問い合わせが多かったか、など)を知るのに不可欠ですね。
特に自分は現状、数字を可視化しやすいECサイトではなく、店舗やコーポレートサイトを扱うことがほとんどなので、「ヒアリングによる質的な解析」というのは大事なぁと感じます。
Webでのマネタイズの話だけど、Web上で完結しない。
結局はここなんだよね。Webサイトをあれこれいじってみる前に、もっと根本的なことを見失っていないかってこと。
「商品」「サービス内容」「価格」これをまず疑ってみる。
「ECサイトで明らかに売れなさそうな商品を売ろうったってそれは無理」って、講師の方もズバっとおっしゃてましたし。
クライアント企業の懐にどーんと入っていって、しっかりと魅力を引き出せるかどうかがまず大事で、
懐に入っていっても、出される要望がイマイチならば洗脳してあるべき方法へ導く。
洗脳作戦でもダメなら、スパッとその商材をあきらめて別の提案を出す、っていうことも必要かもしれません。
サイトの問題点だけを探すのではなく、事業の問題点まで目を向けられるようになったら、一流のWebコーディネーターになれる気がします。
ついでに:Webは加算法じゃなくて消去法。
Webサイトって、顧客に必要とされる情報を提供するためにあったりするんだけど、じゃあ最終的に「問い合わせてみよう」ってなる前の大きな障壁になるのが、「見えない・分からないってことへの不安」なんだよねぇ。
アピールポイントをWeb上へどんどん加算していくのではなく、お客さんの分からない点や不安に感じることを1つ1つつぶしていき、不安がある程度取り払われた時点で「よし、問い合わせよう」ってなる。
それが商用Webサイトのキモだ、っていう趣旨のことを高畑さんがおっしゃっていました。
Webサイトの成功の阻害要因は何か、事業成功の阻害要因は何か。
そんな風に具体的に考える癖を付けていくことが、大事だなって感じました。
フリーになってからは同業者さんからのお仕事が多いので直接お客さんと接する機会が減ってきたけれど、こういう感覚は鈍らせないようにしないといけないね!