絶賛やるやる詐欺中のCMSにa-blog cmsとseezooがありますが、ついにa-blog cmsを実務で使うチャンスを得まして。
しかも初めてなのに本サイト+子ブログ×3、うち1つはショップ拡張付きというおよそ初心者がやる感じじゃないボリュームになってしまい我流で試行錯誤していたところに・・・
a-blog cms Training Camp 2011 Springのお誘いをいただきました。
独立後まとまった入金もまだで、しかも結婚式+二次会が2件も重なったこの状態で金銭的に厳しかったのと、泊まりで行くのは家のこととか心配だったのですが・・・・・・
まぁなんとか都合をつけて行ってきました。
まず合宿としての感想
一番の収穫は、普段実務でバリバリa-blog cmsを使ってるアップルップルのコーダーさんに、
「ここはこういうモジュールを使うとよい」
「ここはカテゴリじゃなく子ブログにすべき」
「ビルトインJavaScriptでこんな機能があるから使ってみるべし」
などなど、とにかく手取り足取りマンツーマンで教えて頂けたことですね。
実際に今動いている案件のお客さんと直前に打ち合わせを済ませておいたおかげで、合宿へ具体的に質問を持っていけたのは大きかったです。お客さんからもらった要望の多くをこの合宿中に実装することが出来ました。
(@moruzo55さんには足を向けては眠れません・・・)
以降は「WordPressユーザーからみたa-blog cmsの感想」
ほめすぎずdisらずな感じで感想を書いてみます。
- WPのビジュアルエディタはリテラシーの高くないお客さんにはあまり薦めたくないのだけれど、a-blog cmsはそもそもビジュアルエディタなんぞ使わせない設計をしているところがアリだなー、と。(ビジュアルエディタ自体は存在はするけれど)
コーダーがくみ上げたマークアップをお客さんに崩されない工夫がされている印象です。 - 「PHPを一切いじらずに機能面のカスタマイズができる」これも非PGにはうれしいコンセプトですね。
ただふだんWPのテーマ書いてるみたいに、コードコピペで細かい挙動をいじる事を考えたら、ブラウザの管理画面をいったりきたりしないといけないのは少々面倒な気はしましたが。 - 子ブログ、子カテゴリーの概念がWPとかなり違うので、戸惑いまくりです。まぁこれはただ単に慣れの問題なのですが。
- テーマ指定、ファイル指定は手書きでパスを書くのですが、スペルミスとかパス指定ミスとかで適用できていないときに、「指定のファイルはないぜ!」的なエラーが出てくれるとよりうれしいなぁと思いました。(すみません。人為的ミスですが。)
このあたりをTwitterに投下してみた
ユーザーフィードバックのつもりで、失礼を承知で。
他CMSに慣れた#ablogcms初心者意見を書いておくときっと中の人が見てたすけてくれると思うのであえて。[1.親カテゴリのコンフィグを子カテゴリでなぜ継承しないの?親子なのに。][2.テーマ設定等は自分でパスを書くけどスペルミスしてもエラーが出ないので数分悩む]
すると・・・
@mypacecreator 1. については、コンフィグはカテゴリー毎に用意するモノではありません。そういう場合にはブログにするようにして下さい。 #ablogcms
と中のえらいひともおっしゃているので、そういうものだと理解して慣れましょう、ってことで。
んでもって、
@mypacecreator 2. については、エラーメッセージが出るようにするか、ディレクトリ名を取得してプルダウンにするか、管理ページに手を入れる際に予定としてはあります。どのバージョンで用意されるか決まっていませんが… #ablogcms
おぉ!これは期待!
こんな感じで開発者さんにすぐ声が届くのが、地元特産CMSの最大のメリットでしょうね。
(特産と言っても、全国的にユーザーさんがいますし、近々全国PR行脚もされるようです!)
適材適所で良いものを使う
私は再三言っているように、どのCMSが優秀か、なんて議論はナンセンスだと主張しているので、WPとa-blog cmsの優劣をつける気はさらさらありません。
でも、今やっている案件でa-blog cmsを使えたのはホント正解だったなと思います。
適材適所、ベストなツールを選んでお客さんにも訪問ユーザにも、もちろん作る側の自分にとってもいいサイトをつくっていきたいなーと切に思います。