【このエントリーは会社員時代に書いた記事のリブログです。】
さて、ブログのターゲットを決めたら、次は肝心のネタです。
基本的には何を書いてもいいのですが、ここではビジネス用ブログに絞って、より効果的な記事を書くコツについて書きたいと思います。
ターゲットを決めたら、ブログを書く目的も少し見えてきませんか?
ちなみにこのブログの場合、
・うちの会社のweb担当者がどんな人か事前に知ってもらうことで、少しでもイメージアップや受注につなげたい
・ネット初心者お客さんによくあるトラブルやよく受ける質問を公表しておくことで、私自身への個別の問い合わせを少しでも減らしたい
・お客さんのweb業界やホームページに関する誤解や無知を改善し、少しでも私が折衝しやすいようにお客さんの再教育をしたい…こう書くとなかなかに自己中心的な動機に聞こえますね…。
でも、会社名義でブログをやるってのは、やっぱり多かれ少なかれ利益を求めますよね?
お客さんとのコミュニケーションだったり、お客さんのための有益な情報。そこには自ずと読者が集まります。
お客さんのためのブログ=つまりは自社の利益に!
完璧に実現させるのは難しいですが、常にこの好循環は頭の中に描いておいてほしいです。
さて、本題はここからです。
前回、ターゲットは出来るだけ具体的に。いっそ特定の個人を対象にしてもOKと書きました。
これが、ブログのネタを作りやすくするコツその1です。今日は、「でも、ターゲットを決めても何を書いたらいいのか思い付かない」って方に贈る中編。
その2.ある特定の1人だけに向けて書いてみる
実際、ネタなんて何でもいいんです。今日何食べたとか、昨日テレビ何見たとか。
でも、近況報告や日記目的の個人ブログとは違って、そればかりではお客さんのためになりません。つまり、自分のためにもならない。正直言って誰にでも書けますし、実際みんな書いてるから独自性がない。
でも、今日食べたことでも、テレビの話でも、自分にしか書けない書き方をすれば、それは立派なコンテンツになります。
手っ取り早く独自性を出すには、無理やりにでも自分の商売のことと関連付けてしまうことです。
そしてもっと手っ取り早いのが、知っている人、見た人をネタにしてしまうこと!(※注↓参照)
商売をしている=そこには嫌が応にも他人との接触が発生します。
つまり、いろいろな価値観が交錯し、そこに、あなたにしか書けない感情が発生します。
ちょっと言葉が分かりにくくなっちゃいましたね。例えばこんな感じです。
・あの人に個人的に文句言いたいことがある!でも面と向かっては言えない…
・あの人のこんな言動にびっくりした!
・あの人がこんなことしてくれた!でも直接お礼を言うのは恥ずかしい…
ってこと、誰しもありますね。さぁ、それをネタにしちゃいましょう。
これが前回も少し触れた、「その人のためだけに、ブログを書く」という作戦です。
例えば自分なら、
「今日打ち合わせに行ったお客さん、ウイルスソフト切れてたよ!」って時は、入れたほうがいいよ!ってな記事を書きましたし、「メールが送れないよ!」って問い合わせが続いた日は、半ば投げやりで対処法を書いてみたり。
こういうネタを書くときは、自分はいろんな人に見てもらおうと思って書きません。
対象となるその人1人だけのために書いてます。いや、たとえその人がこのブログなんか読んでないことぐらい分かっていても。
(※注:でも、もちろん本人の許可なく、個人が特定できるような書き方をするのはNGなので気をつけて!)
多くの人に読んでもらおうと思って文章を書くのはなかなかに大変です。
文章を練るのも大変ですし、がんばって書いて読者が増えなければやる気がなくなっちゃったりしますし。
だからいっそ、多くの人に読んでもらおうという意識を捨ててみたらどうでしょうというのが、今回の私の提案です。
そもそも、タレントブログや個人の人気ブロガーみたいにアクセス数を荒稼ぎするのは、ビジネス用のブログでは(相当の大企業や人気社長でない限り)現実的ではありません。
じっくり、地道に続けていきましょう。
次回(後編)は、なかなかPCに向かってブログを書く時間が取れないという人や、多少セコい手を使っても楽にネタを作りたい、という方に自分の使ってるいくつかの方法をご紹介します。