感謝と恩返しとWordPress日本語フォーラムと私 -WordCamp Kansai 2014リレーブログ- #wckansai

感謝と恩返しとWordPress日本語フォーラムと私 -WordCamp Kansai 2014リレーブログ- #wckansai

この投稿はWordCamp Kansai 2014のリレーブログ(6日目)として書いています。
公式サイトのリンクよりお越しのみなさん、はじめましての人ははじめまして。お会いしたことのある方はごぶさたしてます。
黄緑色のまいぺーすたんこと、Kさんです。

家庭の事情もあり、なかなか普段名古屋以外のイベントに参加できない私ですが、今回はめでたく都合がつきまして、しかも泊まりで2日間参加できることになりました!
どうもどうも、よろしくお願いいたします。

今回、WordCamp Kansai 2014への参加にあたって一番のモチベーションになったのが、2日目の「コントリビューターデイ」です。

私がWordPressコミュニティに参加する理由、一番は純粋に「楽しいから」ですが、もうひとつ大きな理由に「感謝と恩返し」があります。
私は今フリーランスで生計を立てています。その前は立ち上げ直後の零細企業で、ほぼひとりで(後輩は1人いたけど)Web制作部を切り盛りしていました。

WordPressと出会わなければ、スキルも経験も実績も何もない状態からひとりでWeb制作部をやっていくなんてことはできなかったでしょうし、ましてやフリーランスでそれなりにお仕事をいただけることも無かったでしょう。
WordPressが私の世界を広げてくれたのは間違いありません。
だからこそ感謝の気持でいっぱいですし、恩返しの意味も込めてコミュニティ活動に出来る範囲で参加しています。

3年くらい、WordPress日本語フォーラムでの回答を続けています

さて私が現状、一番コミュニティ活動として力を入れているのが「WordPress日本語フォーラムでの回答」です。
スキルもそれほどなかった3年前から、時間と知識が許す範囲で回答をしています。

私が日本語フォーラムに回答するモチベーションとしては、コミュニティへの貢献 という意味の他に

  1. 自分がやっている仕事、持っている環境だけでは出会えないケースについて知れる
  2. WordPress怖くないよ!フォーラム怖くないよ!って思ってもらいたい

この2つがあります。

1. 自分がやっている仕事、持っている環境だけでは出会えないケースについて知れる

フォーラムは自分のスキルを高めるための格好のケーススタディが転がってる場所だと感じています。
仕事でWordPressを使っていますが、それでも個人で経験できるカスタマイズやトラブルの種類には限界があります。より多くのケースに出会い、頭をつかうことで自分の経験値をあげています。

WordPressでわからないことがあって検索すると、フォーラムの回答が引っかかってくることも多いので、なるべく自分が後で読み返してわかりやすいかどうかを考えて書き込みしています。
自分の過去の書き込みに助けられるとかあるのでw
前どっかの案件でこういうのやったなー、と思ったら、案件じゃなくてフォーラムの事例だったとか。。。

2. WordPress怖くないよ!フォーラム怖くないよ!って思ってもらいたい

2. については、最近自分勝手に使命感を持ってる点で、フォーラムの雰囲気を良くしていく努力をしています。
中には初心者さんに対して、言い回し的にドライな印象を与えてしまうようなレスもあります。初心者さんがそれで「フォーラム怖い」と思ってしまったり、「WordPress怖い」という結論に至ってしまうことが過去けっこうあったんじゃないでしょうか。
とはいえ、リアルな付き合いでも、会って話すと気さくなのにメールだとそっけない感じの人はいますので、悪気はない場合が多いだろうということは強調しておきます。

実はWordBench名古屋の参加者の方との雑談の中でも、「フォーラム怖い」という話が出たことがあります。個人的に怖い思いをしてなくても、先入観とかもあると思います。
それがすごく残念です。フォーラムは宝の山なのに。。。

なのでここ最近は、フォーラムの新規トピックを見て「あ、この質問はちょっと荒削りだなぁ… 」というのがあれば、なるべく誰よりも早く書き込みをして、雰囲気を壊さずにあるべき方向へ誘導していけるよう、努めています。

とはいえ、「ちょっとこれは答えにくいなぁ….」というトピックもありますので(※個人の見解です)、レスをつけるかつけないかの基準っぽいものをなんとなくバラしてみようと思います。

 i. 状況が想像できて、即答ができれば反射的に回答します。

(ここは経験ですね。状況説明が少なくて、普通なら「ちょっと情報が…」としか返せないような質問でも、ピンとくるものがあれば書いてみてます。外れたらゴメン!)

ii. 長々書くより関連するブログ記事のURLを紹介した方が手っ取り早いものは、優先的に回答しているかも。

(自分のブログ記事を引っ張ってくることもありますが、単に手間の問題ですねこれは^^;
フォーラム投稿からのリンクはnofollowが付きますので、SEO目的で使っても意味無いですー。)

iii. この人からは追加情報を引き出せそうだな、という印象を受ければお付き合いします。

(このへんもフィーリングですね。。。初心者だけど、ここまでは自分でやってみたよ、というのがあったりとか、そもそも何がわからないのかわからないという人でも、ポイントを絞ってあげると情報が出てきたりしますので。これまで本業で培ってきた、「PCの苦手なお客様からの質問に、電話口からの情報だけでなんとかしないといけないWeb屋あるある」の賜物かも)

iv. 明らかにスキルオーバーのことをやろうとしている人には、なるべく代替案を示します。

(PHPを書いたことないって人が高度なカスタマイズに挫折してしまっていることも多いのですが、そもそもそれが高度かどうかという判断自体にそれなりのスキルが求められるのですよね)

v. 質問者さんのプロフィールページを見て、初めての質問であれば特に優しくします。

(ラジオとかの「初めてお便りします」理論ですねw)

vi. 質問者さんのプロフィールページを見て、過去の回答者さんへの対応がしっかりしている人は答えてあげたくなります。

(回答を試した結果を報告してくれてたりすると嬉しいですね。逆に、質問に回答が付いているのにスルーして別の質問を…ってのを繰り返している人は、回答をためらったりします。)

 

明らかにコピペできる回答を欲しがっている場合とか、プログラマーさんへの外注費をケチってんじゃないのかなぁみたいなときは悲しくなります。あえてそっとしておくというのも大事なのかなと思ったりしますが、もやもやすることはあります。

ユーザーの絶対数が多いWordPressですから、いろんな人がいるということは心得ておかないといけないなぁと感じます。
それにフォーラムって画像貼れないですしね。文字と参考URLだけでなんとかする必要があるので、大変です。

フォーラム回答はカスタマイズスキルだけではなく、文字コミュニケーションのトレーニングにもなっているかもしれません。

さいごに:個人的にWordPress日本語フォーラムに望むこと

前々から感じていることをこの機会に書いて、結びとしたいと思います。

フォーラム、導線がわかりづらい!

初心者さんが質問する時、誤って「【重要】 お読みください」のカテゴリーに投稿してしまって、管理者や世話役さんにカテゴリ移動を受ける、っていうケースが日常だったりします。
そのわりに、「【重要】 お読みください」の内容(フォーラム利用のルールなど)自体は読まれてなかったりします。

質問者さん側のリテラシーもあるかもしれませんが、それを差し引いても初めて利用する方にとって、お世辞にもわかりやすい、親切とはいえない作りだなぁと思います。

フォーラムのトップってちょっと味気ない?
フォーラムのトップってちょっと味気ない?

システム的な都合もあると思いますし、本家(英語)版との絡みもあるかもしれませんが。

せっかく日本のWordPressの叡智が結集しているのですから、フォーラムトップだけでもなんとか改善できないかなぁ、どうするとわかりやすいかなぁ、なーんてたまに考えたりしています。ゆくゆくはこういうところでも貢献できたら嬉しいですね^^

――

以上、WordPress日本語フォーラムと私について書きました。
コントリビューターデイでも、せっかくなので「フォーラムに回答しよう!」の班に顔を出したいと思いますが、以前より絶賛やるやる詐欺中の「Codexの翻訳」の班にも行きたかったり、1つに決められないのでつまみ食いをさせてもらう感じになるかもしれません(;´∀`)
なにはともあれ、当日お会いするみなさん、どうぞお手やわらかにお願いします!