【このエントリーは会社員時代に書いた記事のリブログです。】
Web制作に係わっていると、お客さんからいろいろなことを言われたりします。
また、制作に関するやり取りの中で、こちらが予想だにしないリアクションがあったりすることもしばしばで、それだけに苦労も楽しみも多いものです。
どうしても、その業界に身を置く者とそうでない人との間には、認識の違いや感覚のギャップが存在します。
それは当然のこととして受け止めますが、それでもやっぱり、「いくらなんでもそれはやめて~」ってこともあるわけで。
これはWeb制作スタッフなら多かれ少なかれ、誰もが感じることです。いつも読んでるWebデザイナーさんのブログにも、先日こんな記事が載っていました。
『クライアントからのムチャぶり迷言集:Webクリエイターボックス』
「あ~、あるある!」といったことから、「さすがにそんな人いないよ~」という過激な内容まで…
ニヤニヤしながら読んでしまいました(笑)
まぁ、いろいろ言われてもそれを最終的にはなんとかするのが我々の仕事なわけで、
楽しんで読みつつも、改めて考えさせられる内容ではありました。
(とはいえ、業界外の人にとっては内輪のあるある話なんで、かるーく読み流すのが賢明ですね)
その流れで、今日は普段なかなか面と向かってお客さんに言いづらい、
「できれば、こういうことはやめて欲しいな~」
「できれば、こういう風にして欲しいな~」
といった内容を、ここぞとばかりに主張したいと思います。
1.用意していただく写真やデータはなるべく大きなものを!
ホームページに使う写真は、縮小はできても拡大は出来ません。
トップページや見出しなど、大きく載せたい写真なのに携帯電話のカメラで撮った写真や、もとのホームページで使っていたちっちゃ~い画像をもらっても・・・
ムリです!!
デジカメで撮るときも、できるだけ高画質で撮ってください。お客さん側で容量オーバーを心配する必要はありません。調整はこちらの仕事です。
2.白飛びした写真、手ブレした写真はやめて!
同じく写真ネタで。写り込んでしまった隣の店の看板や道路標識などを加工して消すことがよくあります。
まぁ、出来るんですが、けっこう面倒なんです。
なので、できれば撮る時から無駄なものの写り込みが無いようにしていただきたいものです。
でも、さすがに加工でも何ともならない場合もあります。
それが、「白飛び」と「手ブレ」です。「あるものを消す」とは訳が違います。データ上では白=無に近いので、どうがんばっても元の対象物が出てきません。ブレたものも、残像を消し去ってクリアにするのは無理と言いたいです。
あ、いやこれも100%不可能ってことではないんです。いろんな技術を駆使すれば出来たりするんですが…
でも、その手間をかけるより、撮り直した方が早いです!簡単です!キレイです!
あと、特に料理を撮る時は、フラッシュはたかないでください。美味しそうにならないです。
多少暗くても大丈夫です。暗いのを明るくする方が幾分も楽です。
3.写真やロゴデータを、わざわざWordやExcelに貼って送ってこないで!
これは切実です。でも、先方は良かれと思ってやってくれてることが多いので、なかなかやめてくださいと言いづらいです。
(全部処理しきってから、「次回はそのまま送ってくださいね」と言ったりしてますが。)
文章と写真のレイアウトをこちらに伝えたいとき、少しパソコンの使えるお客さんだとWordやExcelで「この文章の横にこの写真」と分かりやすいように資料を作ってくれる場合があります。
それはとてもありがたいのですが・・・
そこまでして頂けるなら、WordやExcelに貼り付ける前の、元の写真も送ってください!
WordやExcelに貼り付けた時点で画像の形式が変わってしまうので、WordやExcelに貼った画像はそのままではホームページ用に使えません。
これがまた、大変にメンドクサイ作業なんです!!
せっかく手間をかけて貼っていただいたのに、こちらがさらに大きな手間をかけて元に戻さなくてはいけません。
それは、お互いにとって無駄が多いし、切ないことです!
WordやExcelで指示を頂く場合、わざわざ画像そのものを貼らなくても、四角を描いてその中に写真の名前や特徴なんかを入れていただく程度で大丈夫です。
#2010.04.06追記
もしこの事例のような資料を頂いても、元サイズのデータを一発で抜き出す方法をたけさんから教えていただきました!!
ありがとうございます☆
こちらに対処法をUPしました!
(≫WordやExcelに貼り付けられた画像を一発で抜き取る方法)
ファイル貼りまくりのOfficeデータを渡された制作会社さんはぜひ参考にしてください!
#2010.09.30追々記
PCスキルの高い人同士のやり取りなら、あえてWordでの情報やり取りを推奨されている方のブログを拝読しました。
上記で書いたことを完全に逆手にとっています。こういった使い方もなかなか便利そうですね。
(≫Web制作会社に、修正依頼する方法について|新宿の働かない社長のブログ)
とかいえ、正直うちのお客様だと、なかなか「変更履歴」機能を使いこなせる方は少ないかもしれませんが
・・・とりあえず自分的ベスト3を書きました。
でも、書いてるうちにあれもこれも・・・といろいろ出てきてしまいまして。
あまりにたくさん思い浮かんだので、後日Vol.2を書きたいと思います。
#上記の内容は、ちょっとでも楽をしたいWeb制作者のたわごとですが、きっと同様に考えてる作り手は多いはずなので、お客さん側にもちょ~っとは頭の片隅に置いといていただけると、嬉しいです。