昔ながらの「SEO神話」がまだまだ生きていることを実感しました

2010年12月19日

#注:お仕事日記とのマルチポスト失礼します!いちお読者ターゲット分けてますんで…

前日のWCANの懇親会・3次会で終電ギリギリダッシュ明けの、朝からの個人バイト。
お酒はトータルで2~3杯しか飲んでないんだけど、寝不足も重なってなんだか二日酔いっぽい感じで、しかも前回に比べるとかなりの準備不足で出掛けてしまいました。
WCANの話はまた後日ゆっくりと。

今日のお仕事内容は、団塊世代くらいの歯科医師のおじさま方々約10人を相手にした「インターネットやホームページについての講義・実習」の第2回目。

最初は「ホームページビルダーの講習で」というオファーだったのですが、事前の調査によるとPC基本操作もままならない方が多かったので、「インターネットとホームページ(=Webサイト)の基礎知識」に内容を変更して、半日くらいわいわいとしゃべってきました。

その中で、5年も10年も前に語られていたような「SEO神話」がまだ信じられているんだということが分かり、かるく衝撃だったのでメモしときたいと思います。

毎日自分で検索してクリックすると順位が上がる!?

今日参加してくださった歯科医の先生方の中に、こういう方がいらっしゃいました。

「制作会社が、検索対策としてこんなことをやってくれることになっている」ってことで、その内容は2つ。

  1. ページの更新をしてくれる
  2. 制作会社のスタッフが、1日1回その歯科医院さんのサイトを検索してアクセスしてくれる

まぁ、1はわかりますけど、2は…正直どうなんですかね。

他の先生からも、「家族やスタッフみんなに検索・クリックさせた方がいいの?」って質問が来たりしました。

とりあえずクリック数を稼ぐ=検索順位が上がる、という認識って、業界外の人に関していえば10年経っても変わらないんだなぁ、と思いました。

実際、訪問者数が多いサイト=優良サイトとみなされ、検索順位が上がるってことはあるでしょう。
でも、それは本当に人気があって、魅力があって、多くの人たちに愛読されてるサイトの場合。

家族や知人数人で作為的にやったところで、それは「アリさんがちょっと歩いたくらいの影響力しかないですよ!」って言ってきました。

・・・・ていうか、お客さんが制作会社に「クリックしてくれ」って言うのならともかく、自ら「SEOのためにクリックします」って言う制作会社がこの2010年の時代にまだいたとは・・・・。
そっちの方が衝撃でした!

自己クリックに時間を使うくらいなら、ブログや更新ネタを1つ考えてください!

じつは私は長らく「作って納品しておしまい」スタンスの制作会社にいたので、業界歴のわりにSEOやサイト運営の知識が乏しいのが実はコンプレックスなんです。
でも、こんな私でもお仕事ブログを1年ちょっと、このブログを2ヶ月ちょっと運営してみて、記事をどんどん書いていけば、そのうち検索エンジンやアクセス数はこたえてくれるもんなんじゃないかなと感じるようになりました。
(サイトのコンバージョンはまた別の話にはなりますが。)

なので、先生方には、

「自分で検索してクリックする時間があるなら、記事を1つ考えてください!
だれかにクリックしてもらう余裕があるなら、更新のネタを提供してもらってください!」

ということを言いました。
あ、あとこのご時勢にGoogleのページランクUPが云々とか言う業者はちょっと疑ってかかれ、とか。

スキルも経験ないなりに熱く語ってきましたf^_^;

お客さん目線に立つと、契約上の問題などで検索対策の面で制作会社を頼れないケースって実は結構あります。単純に業者側にスキルがなかったりとか。
そんな中、Webの知識もスキルもないお客さんが自力で検索数やアクセスアップを、と考えた時、何をやるべきか。

やっぱ、サイトを愛することなんじゃないかなと。
下手でもいいから手間かけてやる、難しいことは必要ないけど、もし更新ツールが用意されてるのなら、すこし触って慣れてみよう、とか。

制作会社の尽力はもちろん大事ですけど、やっぱクライアントから愛されてるサイトの伸び率は違うような気がします。
主観ですし根拠となるデータもありませんがw

参考サイト

ちょっと古い記事ですが。この記事を書き終わってから読ませていただきました。
クリック率と結果表示ランキングの関係|海外SEO情報ブログ