WordPressのいいね数キャッシュプラグイン SNS Count Cacheが抱える問題に立ち向かう – 運営堂サイト裏話(2)

運営堂さんサイトリニューアルにあたって苦労したところを書き残しておくシリーズの2つ目です。
今回、リニューアル・サーバ移転にあわせて、常時HTTPS化をすることになりました。
森野さんとは、昨年からずっと「折を見てやりましょう」という話をしていたのですが、結局あれもこれも変えたいね、となって今回のリニューアルに至ったわけです。
さて、HTTPS化にあたってよく言われるのが、SNSのシェア数がリセットされてしまうこと。
これの対応について、WordPressの場合だと「SNS Count Cache」というプラグインを使う方法があります。
このプラグインの説明については、検索してもらうと結構な数の記事が出てきますので詳細は割愛しますが、今回導入した目的は以下の2つです。
- 定期的にSNSのシェア数を取得し、カスタムフィールドに格納してくれる
→自作したボタンに数字を表示できる。JSの読み込みが不要になるので表示高速化につながる。 - 「HTTPからHTTPSへのスキーム移行モード」というのがあり、HTTP移行前後のシェア数をよしなに合算してくれる
が、一見便利そうで人気もあるこのプラグインも万能ではなく、あまりに変化が早すぎるFacebook側のAPIの仕様変更に追随ができていないという問題があります。
今後のアップデートで変更があるかもしれませんが、2017年9月時点でSNS Count Cache バージョン 0.11.1 が抱える問題にどのように対応したかを記録しておきます。
2019.05.19追記:SNS Count Cache バージョン 1.1.2 にて、下記の問題が解消していることを確認済みです。現在は以下のような対処は必要なくなっているはずです。